百四十四日目 天草 停泊
朝5時
大雨 暴風
テント裏で動物の断末魔
何かに俺は殺されるかと思った
テントのペグ以外、自在金具で紐を張ってなかったため結構ヤバかった…
片付けに散々苦労して、風来望の奥さんお母さんがいる実家へ
この風の中走ったら危険を感じ、今日の出発は諦めました…
ので奥さんとコタツに入り、昼まで地元神戸市北区話しに花が咲く
昼メシ食いに行くかぁ〜って、天草チャンポン食べに13時にメーンの盛へ
準備中
???
ごめんください
いねぇ
13時やぞ
仕方ないのでバイクで違うとこへ
準備中
もう一軒30分先の店へ
準備中
もう一軒…
準備中
まさかの昼メシ抜きかよ…
ふてくされて、ロザリオ記念館へ
昨日少し話をした記念館のおじさんがいた
「来てくれてありがと〜。ちゃんぽん食べれなかったの!?入り入り」
で、
茶菓子頂く
ただの用務員のおじさんだと思ってた人
館長さん
優しく、館内も館長さん直々ご案内してもらい嬉しかった。ありがとございます。
最後には
館長さん著書?の本もいただきました。
そしてすぐ近くの
大江天主堂へ
教会の中はもちろん写真NG
一人
厳粛な心で教会を過ごしました
のち見る
雲に隠れた夕日が凄くキレイに見えた
普通にキレイとは言わないだろうけどキレイじゃないとは限らないよな。
そんな気がした
風来望に戻り、また晩ご飯のお誘いを頂きました。今日は鍋。
とても良い日に
百四十三日目 あまくさ
うっ昨日疲れる
そりゃそうだ、熊本市内で友人に会って帰りも遅くなり
急いで急いでと…
寝て次の日
朝微妙に寝過ごす
微妙に遅く、9時半出発となった
天草走り抜けようと思ったけど
天草ってデカイね…
ままっとりあえず走り進むしかないので
期待値大であった 藍のあまくさ村へ
天草四郎時貞、デカすぎないか?
まともに学校行ってないから天草四郎について知った。名前ぐらいしか知らなかったから…。
キリシタンって?ってなってるし、他にもキリシタンについての建物が沢山ある事だし、知りたいのでそれメインで行動しよう。
ちなみにあまくさ村は
入り口から意味わかんねー
藍のって言うぐらいだから藍染めの物とかあるかなと期待してたのに(藍色好き)ただのお土産屋さん
さっさと出発して
サンタマリア館へ
閉館
……
道の駅のおばちゃんが、先月閉館したみたいよって…
あー雲仙岳キレイ
仕方ないよね
夜見たら嫌なタコと説明文
へーっ、明石のタコって、天草のタコかいな
道の駅からおばちゃんが教えてくれたもう一つ
天草キリシタン館
写真NG物が大半
大丈夫OKもので気になったものを写真に
写真NG 画像は拾い物
実際の陣中旗も展示していた。
予想はしてたけど?
閲覧していたのは俺一人
何となく、天草って、他の市より観光地なども公にしてない静かな印象に…
だって外国人の人いない
更に走り、お腹空いて、天草チャンポンが存在に腹がなり
お店に
だけど閉店
もう一つの店へ
臨時休業
そりゃないよ
腹空かしてロザリオ館ってとこまで着きましたが、時間的に泊まる場所を考えなきゃならないタイムアウト
飯は今ひとつだなぁと思い、適当な泊まるとこ見つからず
その辺でキャンプも良かったけど近くにキャンプ場併設の天草西海岸バックパッカーズ風来望さんがあった
正直、本州ライハ恐怖症なんでちょっとドキドキ
ここ
めっちゃ最高
ふつーに実家のお母さんお父さん、の娘さん、来年中学生のお孫さんの輪の中で晩ご飯ご馳走になりましたエビが死ぬほど旨かった
「追加料金とかないからね!笑」
全員優しい人オーラが半端じゃなく、まさかの昔住んでた地元も一緒。家も激近っの場所に住んでたっていう偶然
温泉へ車で皆さんと行き
マッハの如くみんな湯上りが早かった
(10分以内)
今日はとてもいい日になったと言えます
いつも通りキャンプ(1500円)
ドミトリーは2500円
テント建てちゃったからテント寝
キャンプの人も、寝泊り以外は部屋使ってよし
ドミトリー部屋でもよかった
何にしても清潔感があって、素敵なお部屋がたくさん
天草来たら泊まる事をオススメ
さて良い夜を…うわ雨降ってきた。
百四十二日目 浸かれば都 風呂バカ
風が止んだ…
そして寒い
前室に置いてた水パックも氷塊できてる
風が止んで少しご機嫌
由布岳見ながら、今日はどうしよか…
そういや鉄輪温泉近くの明礬温泉行ってないなぁ
阿蘇にある黒川温泉も気になるし…他寄るとこの近くにあるし…てか入り過ぎやろ
近くのキャンピングカーの方
「おはようございます〜」
この方は別府の人
「黒川か明礬かと聞かれたら、明礬でしょ〜。」
ありがとうまず行くとこ決まった
しかし熊本に戻るつもりだったのに逆方向…
う〜ん
と言いつつ、明礬温泉へ
湯畑もあります
いまいちどう作ってるのか分からんかった
温泉入るかどうか悩んでましたが、とりあえず来たし。まだ時間はあるし。
入るか。
でも来てよかった
浸かれば都
乳白色で、硫黄の匂いがキツイぷんぷん、でも意外とサラッとしてて気持ちいい〜
幸せに浸りながら浸かってると
大分テレビ局の方が、マイクとカメラ向けて
「湯加減いかがでしょうか!?」
ふやけ顔で「きっもちいいです〜」
「どこからいらっしゃいましたか」
「神戸??です〜」
後はテキトーにインタビュー答え
来週の水曜日、大分放送で朝か晩か聞いたけど忘れた、10時に映るかもな!笑
全く興味ない
絶対見れないから
むしろ他の入浴者と「にいちゃん神戸からかいな!?」って話が盛り上がってしまった
風呂上がりに1個50円の温泉蒸し卵を2つ食べて熊本方面へ
由布岳、てっぺん白くなって綺麗やなぁ。ついこないだまでは白くなかったのに
昼前でも凍結がひじょーに恐い。
山の下でも気温は2〜3℃
人生で3回ぐらい凍結でバイクひっくり返したことあるけど、必ず変な転倒(急にバイクが横向く)になるし思った以上にバイクが損傷します。
恐らくXRの場合は、まずカバンが潰れ、その時点で死亡なので気を抜けねぇ
阿蘇経由は素直に飽きらめ
いいんだよ
寄りたい所 鍋ヶ滝があるから
キレイ
でもここのすごいのが
滝の裏に入ることができる
水飛沫が半端じゃないけど、水滴を見つめてしまうほどキレイでした
気持ちが落ち着く、とてもいい滝だった
その後熊本に直行
熊本の友人と合流して、暫し熊本を観光
熊本城、震災の影響で鉄筋カーテン姿…
そういや道もまだ歪んでるとこもあったな…
募金箱見つけたら、いつも微量金額ですが入れてる気持ちをね。復興頑張って下さい。
熊本ラーメン旨いなぁ
明日は…多分…南下?
百四十一日目 終わり良ければ全てよしでもなかった
朝
暴風爆風
テント壊れるんじゃないかと思うぐらい、前室と入り口がくっつくぐらいテントが曲がる
頑張れモンベルクロノスドーム…
どれぐらい風が強いかというと
「ガッシャーン」
バイクぶっ倒れる
風下側にスタンドかけていてもお構いなしに倒れた
オマケに雪か雨か分からんの降るし
ビニール袋も竜巻みたいに空舞うし
サイドバックからムカデが出てくるし
前室閉めてても風入ってコーヒーぶちまけるし…
˚✧₊⁎❝᷀ົཽ≀ˍ̮ ❝᷀ົཽ⁎⁺˳✧༚
俺の何かが爆発しそうだ
スーパートライアル行ってる間も、ヘルメットがバイクから落ちてるし
気をとりなおして今日は蒸し湯しようと
鉄輪むし湯に来ました。前日ここの人とお話していて、冷えた身体で来てくれた方がいいよって
まず湯船じゃなく
浴衣に着替えて、薬草を轢いた蒸された石部屋の中に入る。そこで大の字仰向けで横になり10分程過ごし
石菖という薬草や藁の独特の香りがすごい
汗をかき、最後に湯船へ
薬草の香りと温泉の香りとで、とても気持ちよかった
コレ最高
ただテレビ局の連中らが視察に来たのか、ずがすがと脱衣所まで(女性同伴)最後落ちつかず少し残念
まっ温泉としてはとても良かった良かった。
頼む、みぞれ雪、止め
ここから近所に、バイクで5分ぐらいかな。温泉街行ったらよくある地獄シリーズにも行ってみた
メタボ鬼がお出迎え
以前のフェリーで乗り合わせたライダーさん達が血の池は行った方がいいよ〜って
血の池〜?まー色々見たけど、よくある…
想像以上に血の池だった
働くお姉さんに教えてもらいましたが、湧いてくる湯が赤いのではなく、一緒に湧いてくる粘土が赤いそう。
池見るだけに入場料400円に一瞬目眩がしそうだけど一見の価値あり。面白いの見れたわー
別府市内に行き
歩いて色々見ましたが、少し古い雰囲気。都会外れの地元商店街みたいな…
さすがに国道でればボチボチ新しい建物あるっても、あくまでボチボチ
ここにも有名な温泉があり、別府を代表する
竹瓦温泉
100円
無料案内所とかあるけど大人の風呂屋とかじゃないだろな!?
そりゃないでしょうけど、入ってみて
鉄輪温泉とは泉質が違うと聞いたものの、あんま違いが分からん
建物の中も時代らしいもの、上を見上げたら高く、開放感があってよかった
今日は午前中の事もあったし、
早めに戻ろうと…
また暴風
分からんが風速5.7って強いのか!?由布岳からの吹き下ろしというやつか
風がモロに当たるとこにテント建てた俺が悪いのだが…
風吹いたら前室が押し寄せる…
夜になるとマシになり、ちゃちな鍋食って早く寝る
百四十日 日本一の温泉県
天気わっるー
しかもちょっと雨がパラつく…
さっ寒いぞ…!!
やまなみハイウェイを走り
道なりに行けば有名な湯布院
めっちゃ冷えて風呂入りたい
湯布院で安ーい風呂って…調べたら
あった200円
歴史ある温泉。もちろんまんま源泉ストレート
しかし、混浴かぁ
まぁ俺一人だし、隙間から観光客たくさん見えるけど。女性には無理だこれ
でも今更、もちろん入り
最高。あったまるー
後からおじさんが入ってきて(隣の家の人)別府の良いところ教えてもらった。
いざ別府…!!
停泊する気満々なので、温泉街から一番近いキャンプ場へ
志高湖キャンプ場。ここの方々親切。
一番いい景色の所教えてもらい
ここでも一応温泉情報聞いておきました。
無料の風呂があるそうです
タダなんて俺の為にある…
これ全部温泉
行くとこありすぎて分からんけど、ポイントを教えてもらいました
鉄輪温泉へ
湯煙もあちらこちらから、排水路からも
一発目 熱の湯へ
匂いがキツイって聞いてたけど、匂いじゃなく香り
分かります?
気持ちいいんだよ
しかし公衆浴場感が半端じゃない。
綺麗かって聞かれたら汚いって答える。笑
ある意味風情もあり良かった
色々見たり入ったり
明日は蒸し湯にしよう。
百三十九日目 いい日旅立ち 阿蘇へ
本日も快晴でごさいます
いい天気に巡り合わせてる
今ひとつ今日のルートプランが組み立てれず…。
平和記念像を見に行こうかと思いながらも、慣れない路面電車との複合路
これね。まだマシだけど
路面電車用の信号機?意味さっぱり分からず恐い。だって道路ど真ん中走って道路跨いで曲がってくし。他の県と違い勝手が分からず恐すぎたので長崎市内は通らず…あんまり気にしてないけど、
仕方ないし別にいいし雲仙岳の、風呂へ
小地獄温泉館
建物が黒ずんでるのは温泉成分でなってしまったそう
(画像は拾い物)
そして長崎で知る人ぞ知る秘湯だそうで?
聞いた話、長崎行ったら入らなきゃダメだって、コンビニで喋った土建おじさんに教えてもらった(一日3〜4人知らない人に安定して喋りかけられる)
昼間っから入って
温泉最高
そして
懐かし臭っ
草津みたいに臭いがキツく、北海道の熊の湯みたいに少しづつ芯まで暖めるような温泉でぽかぽか。温度は少し高めの42〜44℃ぐらい。最高の湯加減
以上温泉リポーター
温泉入りながらずっと考えて
この後どうしよう
元々やんわり考えてたのが佐世保へ抜ける道を行くつもりで、マップルで良さそうな道があったし。ですが行き着く先は佐世保かぁ…。バーガー…。
佐世保に失礼
この快晴どうする?
よっしゃ阿蘇へ行こう
行き当たりばったり
長崎と熊本を繋ぐフェリーで行こう
温泉後にして
ちょっと寄り道
温泉近くの絶景道
フェリーも雲仙岳から真っ直ぐ走った先にあり良かった。着いた時に出航直前で焦った
長崎〜熊本を950円で行けるなんて安いもん。
しかし、阿蘇って熊本からどれぐらいかかるのか…?知らないぞ。笑
で
乗り合わせた他のバイク乗りの人に聞き
その方々がとても詳しく、阿蘇山への混まない迷わないベストルートを教えてくれた
通行止め情報や他のスポットなどなども教えてもらい、良い人とお話ができてよかった。
ちゃんと写真撮っときゃよかった。向かいの人と赤いGLの人
最後は強く握手をしていただき「頑張ってな」って。
よっしゃ阿蘇〜!!
熊本〜!!
夕方までに着くぞ〜!!
で、1時間半走り
どこ見渡しても本当に綺麗だった。
日差しが傾き、金色の大地が輝く。
しかしよく傾いて…
ここで一つ問題が
どこで泊まるか決めてねーって
えーと周辺のキャンプできるとこ…
無料キャンプ場もかなり遠い
あっめんどくさ
結局その辺でキャンプ
そういう場所を探すのは妙に鼻が効き
人は来ないところへ
この景色の元、飯食ってコーヒー飲んで
今阿蘇で一番幸せなのは俺じゃないか
とか思って
そんなことはないけどさ
明日も楽しみ、走ろう
百三十八日目 軍艦 端島
前日夜に気づいた。
「明日晴天」
雨も気づいた。
晴天なら特別何か出来ることないか。阿蘇以外で長崎方面で。現在福岡佐賀の県境辺り
「そうだ軍艦島だ」
で調べ調べ、毎度毎度上陸できる訳ではなく、一定の気象条件や波の高さ風などあるそう。
じゃあ〜行かなかったら後々後悔するなーっと
でちゃんと船の予約をとっておいた。
何社か選択肢がある中「軍艦島コンシェルジュ」に。上陸率が高いらしい。
今までまともな予約なんてしたことないのに…
満席になることが多々あるみたいだけど運良く予約取れた。
お昼12時半から受付
出航13時
その為今日は早起きしちゃったぜ〜?
5時
朝飯作って食べて、凍結恐いから日差しが上がるの見て、結局8時
出発。
ダムかな、見慣れぬ不思議な景色に感じた
山間部走って失敗した
➖1℃
そろそろ旅も怪しくなってきたな。笑
縁石辺りは白〜くなってビビりながら走る。
途中寄り道
佐賀県一望できるとかできないとか
そんなことしてる暇ないので走りに走り
12時半間に合った…
でも受付が50分で出航が、13時40分
あれれ?勘違い…
受付のお兄さんと喋ってて
下船が16時って若干ビビったので、
昼飯何かいいとこないですか〜長崎チャンポンうまいとこないですか〜って聞いたら
「軍艦コンシェルジュの裏にチャンポン発祥の店がありますよ」
最高の情報
チャンポン記念館まであった
で、食べに行くことに。旅とかじゃなかなか入らない上品な中華料理屋だった。でも大混雑…
名前書いて待って、注文した時には13時。
「どれくらいでお料理来ますか?」とやんわり聞いたら
「お急ぎでございましたでしょうか。早急にご用意させていただきます。」
待って5分、来ました。早すぎ食べてええの?ありがとうございます。
なんと表現したらいいやら…
めっちゃ美味いです
別名支那うどん
ってうどんなんだ。脂ギッシュラーメンじゃなかった。
脂が少なくもとても濃厚な味。モッもう一杯!といいたいけど、時間が無いのでごちそうさま。
乗船、自分が最後だった。笑
いい天気の海ー
船も満員150名の乗船
案内説明していた人が、実際に軍艦島で住んでいた住人だったみたいだ。当時の話がとても詳しく話ていた。
そして軍艦島へ
軍艦島って言うぐらいだから、軍事の何かしらの施設だと思ってた。
ここ、炭鉱なんだ。
じゃあ何で軍艦島?って聞いたら、島全体が軍艦「土佐」の形に似ているからだそう。
知らなかった…。
この小さな島に5000人以上の人が住んでたなんて…人口密度は東京の9倍、ぎゅーぎゅー。
労働者は日本人だけでなく朝鮮の人々も多く、終戦後だった為か皆仲良く炭鉱を掘っていた。
掘るのにダイナマイト100本ぐらい使うのはビックリ
後、台風!
当時の写真
この余裕っぷり
当時は台風について深刻な問題で被害がその都度あったようだ。
来てよかった軍艦島。長い歴史は、今は止まったままでも。
確かに、軍艦に見える。
下船後、すぐに泊まるとこ探しキャンプしていた。
明日をどう巡るか思案中…ダメだイメージが湧かない
遠くから永遠と聖歌が聞こえる不思議な夜…