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日本一周?すまんオカンちょっと行ってくる

日本一周後 縁?訳?あって現在西表島住まい

カヤック旅 石垣島一周 前編

2月14日

朝8時前に漕ぎ始めた

遠くから、島の朝8時の音楽が流れて聞こえてくる。おはようございますと、行ってきますを思い、西表から石垣島を目指した。

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道筋は以前渡った時と同様に、小浜島から竹富島石垣島へ。陸地の最短を漕ぎ進むように行った。

 


風も無く快適に島に向かって漕ぎ、マリンブルーのリーフを越えていくと、藍色のような青色の海が広がりシーカヤック旅が始まったと身体とカヤックは進んでいく。

 


いつもよりスピードを乗せるのが重たかった。キャンプ道具から食料、水、長期滞在を見通しての道具類。欠かせないビールも積み。。。スピードを落とすと漕ぎ始めが重たくずしっとしていた。

 

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小浜から竹富島を目指す。寄り道に島で休憩は取らずそのまま進む。身体の疲れはまだ大丈夫だ。腰の痛みは少しあり、右肘に違和感があったぐらいだ。

少し北の風が吹き始め竹富までが長く感じた。白い波までは出なくても、カヤックのバウ、船首が小さなうねりを裂いては、飛沫が顔を濡らしいった。

 


竹富島は観光客がちらほら見える。人気のコンドイビーチ?に人がまばらに歩く姿がみえていた。

上陸して少し休憩したく少し外れた場所に桟橋が見えていた所に向かった。

上陸して、朝飯なんだか昼飯なんだか分からない海水に少し濡れたおにぎりを食べ、携帯食の西表黒糖をぽりぽり食べていた。

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夏とまで言わないが、眩しい暑い日差しが海を照らし木陰でのんびり横になって海を眺め涼を感じていた。石垣に着いて振り返って西表島を見るのが楽しみだった。考えるだけで島から島へと渡るのは海賊になったようでワクワクするもんだ。急ぐ旅でもない、穏やかになるまでゆっくりしようとしていた。

 


漕ぎ始め、右肘の違和感は痛みに変わってきた。筋が痛むような。。

 


石垣島までは距離はない。以前のかかった時間を思い出しても10キロもない距離。推定かかる時間1時間ぐらいだ。

少し風が吹いてきて浅いリーフとは違って水深がありうねりが上がってきた。時折返し波があってブレースを当て波が身体をぶつかってゆく。船の行き来が目立ち、右見て左見て、後ろ見て。海上保安の船や島を渡る定期船の行き来、数が多く慎重に確認しながら海を渡っていった。前も後ろも定期船、高速船が通過した時には腰が引け、恐怖があった。あんなのに引かれると確実に死んでしまう。。。

船の行き来が静まり、パドルの水をかく力を一漕ぎ一漕ぎ強めてスピードを乗せていった。

 

リーフ内に入り石垣島の人や車も見える。観光客もいて、釣り人もいて賑わっていた石垣島の南西に位置するフサキ、観音崎灯台に着岸した。船の恐怖から解放され防波堤で横になり足を伸ばした。

「…とりあえず周る目的の島には着いたな」

落ちついて灯台から西の先に見る海を眺めていた。北風が吹き、潮が引いた海は白波が立ち進み難い海になっていた。予報風は3〜4m。

「当たってねぇな」

 


人も賑わってきて、落ちつく場所でゆっくりしようと動きカヤックに乗り込んだ。名蔵湾を越えた先に、友達と遊びにきた浜があった。灯台から見て目視感覚2時間以内だろうか、そこを目指した。

 


風がまた次第に強くなってきた。荷物を積んだカヤックは漕ぎ始めが重たく痛んだ肘が更にズキズキと痛む。思うように進まない。。

風でパドルが飛ばされないよう握って、内海の海流も強く、3〜4キロの遅いスピードで腐らず漕ぎ進み横目に名蔵の橋やフサキのリゾートホテルを眺めながら進んでいった。

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ログの切り忘れもあるけど、たった8キロの距離を大体3時間かかった。いつもなら1時間半程。

予定していた場所は、テントを立てようにも潮が上がったら人が歩く程度のスペースしか見当たらない。海岸を散歩してあーだーこーだ…面倒なって砂浜で寝袋だけで寝ようかと考えた。

暫くして釣り人が話しかけてきて、海岸沿いにテントを開きやすい場所を教えてくれた。

 

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f:id:okantooton:20210226135705j:image(友人撮影)
漕行距離36キロ。波照間島に渡った時と然程変わらない距離。疲労感がどさっときて、食事は簡単にカレーを作ってラジオを聞きながら照らす月をぼーっと眺めていた。仕事終わりの友人が遊びに来てくれたのはとても嬉しかった。差し入れでコンビニで売っている天ぷらとシュークリームを持ってきてくれた。疲れた身体には甘さが広がり美味しかった。

暫く話、星の話をして眠りについた。

 


2月15日晴れ。北風4m予報。

9時過ぎに漕ぎ始めた。湾の奥、風下に位置する場所だと北風は無くパドルが水を割く音だけが聞こえる静かな海を進む。毎日こんな調子というか、穏やかな海だといいなと切に願いながら…

 

 

暫く漕ぎ進め、湾を越えて島の西側の大崎ビーチ周辺を横目に過ぎていく。ダイビング屋、サップしている人達、サーフィンしている人達の数が目立つ場所だった。

風が次第に北風が強く当たり始めた。中々思うようにいかないもんだ。

びゅーびゅーと北風が通過していく。漕いでいないと流れと相まって戻されていく程。。

向かう先は御神崎。石垣島の海周りでリーフが無く、岬に波が当たり荒れやすい場所だ。

「この風だと荒れるかな…」風速予報の4mなんてとっくに越えた。

 

沿岸すぐ近くや、岩礁辺りは白波が生き物ように動き高い位置から覆い被さる動きだ。

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写真を撮る余裕がギリあった時

 

断続的に前からくるうねりも時折白波に変わり、こちらにも白い牙を向けて襲いかかる。沈のないようブレースを当てつつ進みパドリング。浅いリーフという訳でもなく、外洋らしい海が続いた。

 

変わらない白波にうねりだけなら問題はなかったが、灯台真下辺りから海に変化が現れた。岬の先に当たる場所。外洋からのうねりは、灯台周辺の小さな島のような岩礁にぶつかりちらして最悪な三角波ができていた。三角波は空から無数の爆弾を落としてくるよう、不規則に高い三角波が周り一帯を埋め尽くした。

気を抜くと三角波から突き上げられてまずいことに…この環境で沈してロール(乗ったまま船を起こす技術)できるか海の動きも早く微妙だ。

 

震えた気がする。緊張があって手を止める事はできない。

 

パドリングに全集中を送り、高い三角波を確実にブレースを当て御神崎を越えていった。

f:id:okantooton:20210226102842j:imagef:id:okantooton:20210226103109p:image崎枝湾にて

出発地点から反対側にぐるっと回ってきた。

「ふぅー生きてる」

ふらふらした足取り、砂浜に寝転び少し震えた足を黙らせた。

 

北風が湾内を突き抜ける。日差しが照らしてくれてよーが、濡れた身体、強い北風、寒く岩の風下に隠れ少し昼寝をして時間を過ごした。人なんて来ない場所だろうと勝手に思っていたけれど、さすが石垣島西表島と違って海岸に人は来る。

海岸で岩裏で昼寝している自分を見て怪訝な様子だったのでカヤックに乗り込み漕ぎ進めた。

 

最低でも崎枝湾を漕ぎ川平の湾周辺まで進みたかった。

 

御神崎と比べたらかわいいもんだ。リーフと境目にはデカい白波が断続的にできていたけど、3mぐらいのうねりを進み川平に向かった。

外洋から白波の動きが弱い箇所をサーフィンのよう乗り越えリーフに入った。

 

川平の周辺の海は凄くキレイだった。

珊瑚と海底の砂がキラキラと輝いて光っている。透明度もよくカヤックは空飛ぶ絨毯に乗ってるようなふわふわした感じになった。

 

引き潮の影響で海はどんどん浅くなってく。

「浅くていやだなぁ…」

ファルトボードに乗ってるとFRPよりも特に船底を擦ることが嫌いになる。

 

潮は引いてくけど浜で少し休憩。どこまで漕いでいくか、キャンプする場所をざっくりと決めたい事だし。

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当初、米原ビーチのキャンプ場まで漕ぐつもりであったけど体力的にキツかった。無理する気もないし川平湾を過ぎ

f:id:okantooton:20210301000858p:image吉原の海岸でギブアップした。

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米原に行くまでにクリスタルビーチを過ぎてく事になるけど、また一度外洋にでなくてはいけない事になるし面倒になっていた。

 

吉原海岸は地元の人が歩いているのをよく見かけた。テント立てる場所にあれこれ考えていたら声をかけてくる。

「どこから来たの」

「ここまでは潮が上がってくるよね」

特に気を遣ってくれた兄ちゃんと話しをしていた。

近くに売店あるかと聞くと車で送ってくれた。

一番近い売店は閉まっていて、吉原から少し走る場所まで行き、帰りも送ってくれた。

 

疲れた身体にビールをカカーッと飲み

今日を振り返り

f:id:okantooton:20210301213157j:imageテント立てるまでログ切ってないから休憩時間もあると漕いでる時間としては6時間程。

温まる鍋を作り明日の向かう先を考え

 

風と波の音を聞きながら、痛む肘を上向きになるよう横になり深い眠りについた…