西表島カヤック旅〜帰路〜
波の音で目が覚める
キャンプをすると目が覚めるのが早い
決まり事のよう、コーヒー作り朝ご飯食べ、昨日と同じお昼ご飯を作った
昨日とは違い、波と風は穏やかだった
今日の風は東から南に徐々に回る
穏やかさが心地よく、のんびりしてしまいそうだった。もう少し、もう少しゆっくりしたいかなとか考えながら準備はしっかり終わらしカヤック乗り込む。
うなり崎展望台
岩近くを漕ぐと、外洋の波が岩にぶつかりまくってるから大きめに外れて漕ぐ
朝のカヤックは気持ちいい…
2日目は身体のキツさが凄まじかったけど、3日目身体は絶好調だった
観光客のいない星砂の浜を見て
この辺り
外洋からリーフに入るのを試みる
大きくはないけども白波が所々立っていた。
ルート的にリーフに入れば安定して漕いで行ける。
チャンスを狙いながら…
リーフの白波の切れ目、タイミングを探りながら…
「今だ!」
一気にパドリング
後ろから来た波はカヤックを強く押してきた
まるでジェットコースター
「すっげー楽しい!」
波が人力で出せないスピードを作る
オレの頭と背中はずぶ濡れだが…
越えた波と鳩間島を左に見ながら
中野海岸を過ぎ行く。
海岸を歩く親子、子供達の手を振る姿に癒される
上原港
ここで一休み
川満スーパーでお茶とおやつを買う
ばったりと何度も会う女性にまたばったり会い雑談
「今日はどこに??」
「帰ってる途中?後少しで西表一周よ」
数日振りに人と喋り、頑張ってねと言われ嬉しかった。
上原港で定期船が通らない時間を確認後出発。
港の定期船は用心していた。遠くに見えてるようでも近づくのはあっという間。もしすぐ側を通ったら一発転覆
安全ラインまでパドリング
後ろ振り返った時見た上原港
右手には(写真には見えないけど)
遠くにピナイサーラの滝が見えていた
とにかく
天気も良くて最高
海もキレイで風も弱くカヤックは進む
だけどとにかく暑かった
水掻きスコップで海水をすくい頭にぶっかけまくってた
そしてある事態があった
リーフの浅場に入りこの時の事をハッキリ覚えている
遠くから
生き物がジャンプして迫ってくる
びょーんびょーんびょーーん
ヤツの名前をよーーく知ってる
ダツだった
この尖った魚
人にぶっ刺さる事があります
ヘタしたら死ぬ
すんごい勢いでこっちに来る
なんか追っかけてるのだろうけど…
3回ジャンプを確認
もうカヤックの目の前で着水
カヤックの中で頭伏せる
だけど運良くもカヤックの下を通過してくれた…
マジで怖かった
もう心臓ドキドキだった
身体に刺さっても大変
カヤックにぶっ刺さっても大変
歯はギザギザ触るのもキライ
でも美味しい。笑
ちなみに夜の海とかをライトで照らさないよーに。ダツが飛んでくるから要注意
落ち着きを取り戻し漕ぎ
久しぶりに見る座礁船
上陸を考えていたけど近くは波が立っていたから止めた
トイレもしたかったし海に飛び込む
カヤックに戻ってダツ事件ですっかり疲れてしまったので
座礁船を見ながらお昼ご飯
もうここまで来たんだ…
石垣島が遠くに見える
帰るより石垣の方が近いんじゃないかとか思いながら
東南東の向かい風を受けながら
物足りなさを少し感じ帰路をパドリング
バイクで走っていても
この辺りから見る山の景色が好きだった
小浜島もすっかり近づいた
近い内に小浜にも行きたいな
そして右側には西表で1番?の観光名所の由布島。コロナ影響により閉鎖中…
観光客が沢山いる浜も誰もいなかった
てかこの辺り、浅い
パドルが地面に当たり漕ぎにくい
暫く浅い所をパドリング
あんまり浅いとカヤックが進まない
潮が引いて干潟も見え焦る
よそ見した瞬間に限って座礁する
深場に入り古見集落
学校が見える
ゴールまで後もう少し
仲間崎を過ぎたら大原地区だ
だけど仲間崎に入り異変があった
浅い浅すぎる
パドルの半分も海に入らない
この時の干潮は小潮の20:08
今17時前。予想していた以上だった
由布島辺りから警戒すべきだった
深場を選択したくも浅過ぎて前に進みにくい。深場もどれぐらい離れてるか分からない
ので浅場を
歩く
まさか最後歩くハメになるとは…
少々深くなり振り返ると干潟がハッキリと出てきた
やっと大原の港が見えてきた…
最初のスタート地点仲間橋が見える
橋をくぐればもうゴールだ
長かった。。。
ホントに長かった。。
そして橋をくぐり大富港
そして念願のゴール!!
無事に帰ってきた…
慣れた陸地に上がり寝そべった
その後心配頂いてた方々に生還のご挨拶をしてこの冒険は終わりました
全体で97キロの航海
3日間を振り返り
思いつきでやった事だけど、カヤックは挑戦すればどこにだって行けるんだと。この挑戦、冒険はカヤックに対して自身の少し誇れる事に繋がったと思う。
「まだまだこんなもんじゃない」
「まだまだ行ける!」
とアツイ気持ちはまだまだあり、それはまた別の航海にぶつけたいと思います。
あぁ〜ビールうんめぇなおい
西表島カヤック旅〜奥西表〜
カンムリワシの高い鳴き声で目が覚める
穏やかな朝
トレック430も満ち潮で流されてないと見ながら、寒くて焚火を作る
カセットガス、新品用意してきてたのにバルブが開いてたのか殆どガスが無くなってた事にへこみ、焚火で湯を沸かして朝コーヒーを作る
片付けながら、朝ごはんを食べつつ
お昼ごはんを作る
長らく使ってるメスティンに焚火で焼いたトースト2枚にハムとツナを挟んだ質素だけどすぐ食えるメシ。とウインナー焼いたの入れた。
余談ながらメスティンってマンガ?の影響かなんか値段高騰してる事を知った
オレのはべこべこの傷だらけ…
よっしゃ準備できた
風は北東5m
昨日みたいに14mのバカっ風じゃない
元来た道を
戻るかどうかと聞かれたら
戻らん
一周できるか挑戦しよう
気持ちは一周のやる気に満ちていた
鹿川湾を後にする
元来た道を振り返る
少しカヤックを進めると
楽しみにしていた滝がある
落水の滝
これを見るのも一つの楽しみだった
落水崎を過ぎ更に西へ
少しすると海にヒレかツノか見える
見渡すと3匹離れ離れにいた
まさか…
シャークさんじゃないか
ヤバい
気分は完全にサメた。
襲われる事があるか分からないけど
万が一あると一発OUT
恐る恐るバッグして離れる努力をする
だけどよく見ると海に飛び出したヒレは2つ見え、背中は大きな円盤のように見えた
えっサメじゃない?
ビビリながらも近づく…
写真みたらサメにしか見えないけど
大きなマンタだった!!
海面でずっと泳いでいる!
嬉しくそっと近づいて見ていた
優雅な姿だった…
だけどマンタがこっちに方向転してきた
しかもこっちに向かってきた
えっ真下通過ヤバいじゃないか
硬直
でもマンタは目の前にして始めてこっちの存在に気づき顔をひょっこり出して
オレと目が合う
そして激しい水しぶきをぶっかけて潜って行った…
すっかりずぶ濡れ
でもこの時、笑った。いっぱい笑った。
驚かしてゴメンねと思いつつ、出会えた事が嬉しかった
シャークじゃなく良かった…
更にパドリング
遠くに獅子岩だっけ。
この辺り
あの岩を過ぎ暫くするとウビラ岩を過ぎ難所と呼ばれるパイミ崎だ
事前情報だとパイミ崎は難所のポイント
リーフ内には大きな岩があり外洋の波が岩にぶつかっては大きな白波を立てる
だけど獅子岩を過ぎてからというものの
潮流が悪いのか、カヤックが前に進みにくい。北東風なのに向かい風?
外洋のうねりもありとにかく進まない
パイミ崎が見えてきた
この辺り
気を引き締め、外洋から更に外洋へと
向かい来るうねりに押し戻されないよう確実にパドリングしていった。
そして無事にパイミ崎を過ぎた
「やったぞ〜!」
と言っていたのも束の間
北風がぶつかってきた
パイミ崎を過ぎてからも余裕のないうねりが続く
写真撮ってる時はまだ余裕があった時
見えてる大きめのうねりを横から受けると転覆するが…
波に負けじと進み、奥西表の自然の強さを感じる
網取湾に入る
網取ブルーは透き通っていた。何でもブルーを付けりゃいいってもんじゃないけど、海の底もはっきり見えキレイだった
最高の海の上をパドリングして進み
通称ゴリラ岩
船浮港灯台
灯台に近づきたかったけど白波が爆発していたからやめた
正直かなりヘトヘトになっていた。
集落のある白浜港ぐらいまで頑張ろう…と思っていた
だけどこの時下調べの悪さ丸出しだった
外離島と内離島、この間を突っ切ろうと思っていた。
遠くから見ているとやけに長い砂浜だな…低い位置から見るとさっぱりだ
かなり接近した辺りで初めて気づく
衝撃だった、繋がってるって。。
考えもしなかった。
着岸して作っておいた昼ごはんとおやつの黒糖を食べていた。カヤックの中も海水だらけだったので汲み取り軽くした。
ここに来て始めて携帯に電波が入って、心配して頂いて方に一報を入れる。
これから外離島側を漕ぐか…
だけど外離島側見ると白波が見えイヤんなった
休憩後、内離島に沿って白浜港方面に向かい漕ぐ
ぐるっと周り
白浜港だ
やっと、やっと人里見える所まで来た
もうこの時点で西表島は半周した事になる。
この辺りは仲良川の水も入ってきて汽水域になる。しかしまぁ潮が引いて浅い…
白浜港に着いた時には14時半
もう少し行った先でキャンプしようと思い北へ向かう
租納、干立地区を右側に見ながら、車が通る姿を見ながら漕いでいく
まったりした感じでいけると思いきや
思いっきりうねってる
リーフ側は白波が立ち無理だった。
仕方なし外洋側を漕いでいくけども
未だかつてないぐらいにキツかった
ヤ○ー予報じゃ東だけど思いっきり北風
ダメだ危な過ぎる
うねりを登りながら見える先は空
下りはジェットコースター
まさに谷底に向かうようだった
せっせめてうなり崎を過ぎたとこまで…
うなり崎
うなり崎を終えたら辛い所はもう無い
だけど進まない
リーフに引き込まれないよう必死にパドリング
なんとか
うなり崎手前。月ヶ浜にて
でもうなり崎周辺も波が見える。
心はここで折れた。
同じぐらいの環境を越える元気もない
現状でうなり崎周辺は越えれないと悟って砂浜に行き漕ぐのを終えた。
今日も凄い1日になった。
身体はもうガタガタだ…
腰と膝に疲れがくる。
残ったガスでお米を炊く
身体も心もホッとしていた
怒涛の2日間。明日の難関はうなり崎周辺だけだ。
そう、あともう少し
その日の夜もぐっすり眠れた事は言うまでもないよね
波の音が癒してくれた
西表島カヤック旅〜鹿川湾〜
コロナで自粛休みも始まり
いつまで休みやら…
普段できない事をやろう。
いつもいつも仕事の休みは
夕方頃「明日休み」
お昼「今から休み」
全く予定の立てれないイヤな休みの取らされかたをしていた。
よしキャンプに行こう。
カヤックで初キャンプだ。
西表島には人が踏み入ってこない完全自然が残る場所、南西の位置にある鹿川湾にキャンプ道具を積んで行こうと準備をしだす。
この辺り
出発日の天気は晴れマーク、出発の1日目は北西の風が強いが…徐々に北風に変わる流れで落ち付く予報。南の湾向かうから大丈夫じゃないか??とか思いながら。
4日後には別の予定がある、3日以内に帰ってこようと。
準備は慣れてるよーなそーでないような
カヤックにたくさん積み込んでも結局人力だからやりすぎ注意
テント、寝袋、クッカー、食材、水
緊急時アイテム、小物類、後は釣具。
これだけでももう大変。ビニール袋でぐるぐる巻きにして…
空だと持てるカヤックも激オモッ
もちろん浮くけど
期待と不安の次の日が待ち遠しく、準備を終わらせ、忘れ物ないかあれこれ考えながらその日を終わらす。。。
次の日
朝日が見える前に出発
無事帰ってこれますよーに祈り
上ってきた太陽を見ながら作ったオニギリ食べる
よーし行くぞ大海原
知り合いの漁船のおじさんが手を振る姿に妙に嬉しくなった。
スタートしてから1時間半、最初の岬を過ぎ、暫く漕ぎいつもの南風見田地区が先にある。
とーおくに見える突き出した所辺りかな…しかしまぁ
遠っ
見えてるだけマシか…
南風見田
すっっごいキレイ
気持ち良すぎてパドルが進まない。笑
小さなマンタがカヤックの下を泳いで行く姿も見え嬉しくなった。
見慣れた東屋が見える
これから先は人が来ない
気持ち引き締めて西へとパドリング
それから1時間
…
少しづつ風を感じ、海がそわそわしだす
所々、白波が見える。
そこから少し漕ぐと
とうふ岩見えた
もうこの辺りから…
風がぼーぼーなんですけど
これ以上近づける余裕はなかった。。
少し漕いだ先の浜で一休み
他はバラバラに割れた…
持ってたパンとか少し食べる
鹿川湾までもう少し、風が吹く中漕いで行く。
まだ余裕はある。波を受ければ船内と服はずぶ濡れだが…
とうふ岩を過ぎてから特にだけど
ウミガメの姿がたくさん辺りに見える
時にはカヤックの前に顔を出し息継ぎする姿やら、大岩のよう大きなカメやら
てかホントに多くて
クモの子散らすようにいるのだが
もう一生分見たな…と驚きすらしなくなった
暫く漕ぎ続けると鹿川湾が見えてきた。
やっとゴールだ…!
と気持ちは昂ってきたけど…
お腹の痛みも昂ってきた
こりゃ冷えた
風吹いてなかったら海に飛び込むけど
浜側見るなり岩…岩…岩山
着岸できる砂浜が先に見える…!!
漕ぐ漕ぐ漕ぐ
着岸するなり即離脱
海に入水
ざっぶぁーん
この世の天国とはここか…
目的地は目の前だけど
お腹スッキリしたけど風も強いし心は折れた
冷えたし乾くまで寝る。
次第に更に風は強くなっていった。
1時間休憩後、出発しようものなら
山からの吹き下ろし風が爆風を作る
だけど進もうと試みた
乗り込み少し海に出て感じた
自然は容赦ない
強い恐怖を感じた
カヤックが進まない真っ直ぐにできない
横になれば風と波で転覆の危機があった
突風が吹きまた浜に戻される
また1時間
そしてまた浜でどうするか岩陰でぼーっとなって海を見る
最悪ここでテント泊かな…っとかあれこれ考える
海を見てると、どんどん潮が引いていく
ヤバい
引きすぎるとカヤックは漕ぐこと出来なくなる
海に入っても膝ぐらい
意を決して
最後にもがいてみる
その時チャンスだった、風が弱まった
カヤックに乗り込みパドリング
底を擦る時は降りて引っ張り
浅いリーフから離れ外洋に出た
鹿川湾だ
強烈な突風は吹かなくても風は吹く
外洋にいる事から緊張感はあるけど
気持ちは嬉しい
そして
到着
海の美しさは言葉にならなかった
山からの川水も流れてきていてこの場所をテント場にした
ちゃきちゃきと準備をして
冷えた身体を焚火で暖めて
暖かいコーヒーを飲み海とカヤックを眺めていた
夜の星も素敵だった
ずっと眺めていたくなる空だった
久しぶりに冒険やら旅と感じる1日だったと思う。
寝袋に入るなり明日の事を考え
眠りは一瞬にやってきて次の日を迎えた…
大航海時代
最近ではコロナ…コロナ…騒ぎ
コロナ出たか出てないか、などの噂感染恐怖にうんざり。実際つい数日前石垣にコロナ患者が発生して自粛中。
と、人に会わない休日過ごそうとあちらこちらと山やら海へと出向いていた。
久しぶりのユツンの滝
一か月ぐらい前は自粛規制も厳しくなくツアー業者によく会う。
ゲータの滝
そしていつもの毎日。夜は中古オークションで半年近く出品されているある物と睨めっこ。
安い買い物じゃないし…中古だし…
色んな人相談しまくり
あーでもない、こーでもない
途中吹っ切れた
そして…財布は火を吹きながらも買う
買って暫く経った事だけど実は
カヤッーーク!!
中古だけど買っちゃいました
憧れのシーカヤック
しかも
このリュックに収まるフジタカヌーのトレック430ファルトボートというのを買っちまったぜ
オレのカヤックかっこいいぜ…
と見るたび口にしちゃいワクワク。
もう少しオモチャっぽいカヤックは貰い物で以前からあり、色々とビミョーであんまり気に入らず。ワガママな話だけど。
まっ
そんなオモチャは置いといて
今回買ったファルトボートは組立てが必要。
このようにフレームを組み上げ特殊布のカバーを履かせ、部分的に空気を入れてあげて完成。慣れたら15分ぐらいかな。後パドルの準備、ライフジャケットやらもろもろ。
最初は泥沼の1時間以上かかり大変だった。笑
進水式も終えて
毎日仕事終わりでもカヤックでお散歩お出かけ練習していた
お休みの日も
メインフィールドを探検
干潟が出ると沢山出てくる。
そして海にも
遠くに見える鳩間島へと目指したり
空に見える上が実は海
透き通ってるキレイ
与那国の船が離れて見えた時は焦った…
外洋の航海は1時間半ぐらいで意外とあっという間に
コロナ影響…元々の人口も50人ぐらいなのでまっったく人に会わない。
鳩間中森には灯台があり、西表島が見える場所にてお昼ご飯を食べる
色々集落を散策して着いてから2時間もいたけど人に会ったのは3人だけ。笑
空が曇り、遠くの空は雨が降り始め帰路を漕ぐ
途中、干潮時に現れるバラス島に寄り道
サンゴの殻だけが海底から積み上がり出来た島
曇っていて味気ないけどコロナ影響で観光船もいない状態(普段はツアー船でいっぱい)
次は晴れた日に上陸したいな
仕事とは別で、カヤックを乗り行動範囲もどんどん広がり、視野も広がってきた。
これからは暫く大航海時代、俺的ワンピースを探す事となるだろう。笑
豆腐と穴
以前の更新から色々あった。
飲む機会が増えて、飲む機会ばかり…
あまりトレッキングとかの動く事はしていなかった。
ここ最近、というかほぼ毎日?
アオリイカを釣るためエギを投げる毎日
エギってこんなの。
釣れずに南風見田で夕日が沈むのを眺める日々
仕事終わりからの散歩目的でもあるけど
南風見田とは西表島の最南端にある浜。
実は島を一周できないマメ話。
南風見田から更に西は手付かずの場所が続く
好きで時折散策してみたり。
ここから歩いて西表島を一周する人もいるみたい…
まっ今のオレには無理
でも途中まで…?
南真ん中ぐらいにトーフ岩と呼ばれる、広い海岸にポツンと巨大な岩があるそう。西表島のちょっとマニアックな場所。
潮引いてたし、釣りしながらちょっと行ってみるかーっと、かるーーい感じでルアー投げながら向かってみた。
………
黙々とルアーを投げ歩き…
トカジャーが釣れた。ルアーで釣れる魚じゃないのに釣れちゃった。今日の刺身。
こんな感じでのんびりと…1時間ちょいぐらいで着くかなーっと…
いつものかるーーーーい感じで
この判断が完全失敗だった
しばらく歩き
リーフエッジから潮が上がり波が来ていた。リーフから沖に向かう魚の背びれが沢山見える始めての光景も見る。
こりゃ戻らなきゃと諦めようと思いながら、遠くを見据えるとヤツがいた。
帰ろうと思ってたけど行きたくなった
嬉しくてリーフを小走り。笑
スッゲー
豆腐じゃないか
どこから来たんだこの石は…
嬉しくて抱きついたり押してみたり。
妙な神秘を感じつつ見上げた
登りてー。
でも、あんまりゆっくりできない事は分かっていた
気付けばこんな所まで来てしまっていた…
そしてかかった時間
2時間
更に
潮が迫ってきてる事実
帰らねば
急ぐ…急ぐ…
が
潮が上がり始めたぐらいでホントに帰らなきゃダメだった。
しばらく歩き
膝上まで海が上がってきた
浜沿い歩けばいいじゃないの?
そーしたいのだけど、浜には積まれたように、サイコロみたいな、でっかい岩場のみ
でも結局リーフは潮が上がりすぎて
死ぬ思いで岩場を縫うようよじ登り歩きまくって後悔する。
縫うよう、這い上がり…
帰った時には真っ暗。満身創痍でヘトヘトになった。
後日、そのレベルになったら普通は1泊だと聞く。次行っても夏の大潮しか無理。
今回ので自重、反省。
後日
反省生かされず忘れていた
知り合いの業者さんと港でゆんたく
「普段ツアーどこ行ってる?」
「ピナイサーラかカヌーとか」
「あと簡単にいける鍾乳洞があるよ」
簡単
甘い囁き
トーフ事件もすっかり忘れて
昼から休みになったので
聞いてた入口らしき場所に着く
これ探すの苦労した。
似たよーな場所がいっぱいだし。
不安ながら、テープがあるか見ながら歩くけど無い
分かるのは人が歩いた跡を辿り…
これ一歩間違えたら遭難確定じゃないか
時々足跡消えるし
もう完全に勘で歩く。笑
10分程歩くと小さな、鍾乳洞というより穴があった。
おー、穴
でも出口まで数メートル。
鍾乳洞というより穴
この辺りは鍾乳洞が近くに3つあるポイントだそう。
あっという間に出口を迎え道なりに行けば次の穴へ
穴だらけ…どれが2番目だったか。笑
ミニスオウの木
道なりに鍾乳洞、出てまた鍾乳洞。
すぐに貫通しちゃうけど
中は水溜りエリアでたくさん
びっちゃびちゃにながらも巡る事ができました。あっという間でたったの1時間
最後に道路が出てきた。
元の入り口の数メートル
無事に帰ることができました。
八重山も春を迎えたのか
でいごの花も沢山咲き陽気な気候に変わってきた
暖かくなってきたのでこれからまた新しい場所へ
安全にね
いつも迷っちゃう西表
最近
寒し…
短パン半袖は寒いな…
(当たり前か)
日中は日差しが出てりゃイケる
2017年12月の格好。懐かしいな
隣の女性は仕事で与那国に来てたんだっけ。顔つきからして沖縄の人だなぁと今になってよく分かる。
話は戻り、そんな現在の西表島にお友達が遊びに来た日もあった。
そんな日は早起きからの
カッコよく撮ってみたけど魚は取れなかった。笑
後で日の出見ながらおにぎり食べ茶すすってたっけ。
合流後、お手軽に案内できるクーラの滝にご案内。
お手軽だと言っても、感じる自然はステキよ。
他マングローブの群落が見えるとこ行ったりとし、南風見田でいつもどーりのリーフフィッシングしたり
友人がでっかいダツ釣った
この魚、トゲトゲの歯がいっぱい。
ルアー食っては糸切るし、夜ライト向かって飛んでくるし釣れてほしくない魚いまんとこNo.1
して、友人が帰り暫くして思った。
あっオレ友達いない。笑
寂しので石垣島に帰ったり
またまた新たな秘境を目指したりとしました。
と言っても、毎回うっすい下調べに思い立って行っちゃうのは相変わらずだ。笑
仕事は昼に終わり
天気も良いしどっか行こーとか思って
ちょっと気になってたサンガラの滝を次は目指してみた。
西表のこの辺の滝よ
入口がどの辺りかぐらいは調べてて
で入口到着して思ったが
これが入口って誰が信じるんだ…
ツアー屋は川をカヌーで上流行くみたい…
俺はえーと、根性
不必要以上の根性とGPSを頼りに歩いてみるが
道に迷う。笑
こりゃダメだな…とか思いながら
今日は下見だなとぼやき
農道が獣道の下に見えたので降りてとりあえず歩く
そーしたらば
ちゃんとした登山道を見つける。
川沿いに沿って
人が歩いた跡、テープ頼りに歩く。
GPSも根性も入らない。笑
サンガラの滝!!
滝の前に立てる、一体感があった。
帰り道
よゆーの足取りで元来た道を戻り
登山道から農道に出ましてこのまま道路出れるかなーと歩き…
先に見えてくる建物、ツアー業者さんがあった
誰もいないなーっと、突っ切って無事道路前。
ん?道路からの入口にチェーンある…
看板もあって見ると
私有地
あーっ…ごめんなさい。
サンガラの滝独占だ…。
調べたり聞いたりする程、西表島はたくさん巡りたくなる自然がいっぱいだ。
秘境でも無いし人道未踏でも無いけど、
ある自然は素敵だ。
次回更新も冒険記事です。
西表島の座礁船
カヌーの仕事も着々と慣れてきた
(全く同じ事の繰り返し)
仕事にも西表島にも少し慣れてきたけど
現在住んでる東部地区は少し寂しいのが難点だが…。基本ぼっちで天気の悪い休みなんて何すりゃいいんだよっと。笑
で、暇人は色々調べまくる
早い話
このチェックポイント
座礁船があった。
いつの物なのかどこの国の物なのか…
調べても聞いても誰も分からない船
リーフエッジからリーフに座礁した船っぽい。
調べると泳いで行ったり、シーカヤック使ったりとして行ってます。ツアー組んでる店もあるし。
うわっめんどくせっ。泳いで1人だと危なそー。てかツアーでこんな所行くんだなと。何でも金にするなーって失礼ながら思ったり。
俺は思った。
これ歩いて行けるでしょ。
大潮なら行けるんじゃないかと。その方が慣れてるし。無理そうだったら釣りして帰ろう。
という事で、更に調べ、近い降りれる浜やら調べる。
休み大潮当日。
カメラやら色々持ち、釣竿持って。笑
天気良好。
遠くに見える点のようにある、少し拡大して撮ったもの
写真でも分かるよう、クッソ遠い。笑
着いた浜から小船で漁に行くオジィらに会う。
「座礁船まで歩く距離じゃないさね」
ダメ元で浜沿いに暫く歩く…。
歩きに歩き…40分…
海は歩きにくいから
クッソ暑い浜の上を歩き続けて
やっと向かい合わせの場所に来た…
ここまで来るとテンション高々
こっからも遠いんだけどな。笑
トータル1時間近く歩いた。
早足だともう少し早く行けるだろう
目の前に見て思う
マジで座礁船がある
船周辺には部品沢山落ちていた。
目の当たりにしながらも
「信じられない」
外周くるっと見て
隙間から乗り込んでみた。
甲板の鉄は厚みが死ぬ程薄くなり
歩くと嫌なきしみ音が聞こえる。
すんごい危ないのでちょー慎重に…
足場抜け落ちたら這い上がる術があんのか
さっき浜で会ったオジィらに話しかけられる
呆然としてたから話掛けられビックリした
(船の亡霊かと思った。笑)
「若い頃に座礁した物だから詳しくは分からんけどいつ見ても凄いな…」
ちょっと待て
50〜60年昔の物かよこれ
ジブリの世界観の中にいるような別世界
甲板に散らばった部品もサビが強すぎて、甲板と一体化していた。
甲板の上では時間が止まっていた。
感動、座礁した悲しさ、普通は何か感じる事があるだろうけど、分からない不思議な気持ちに。
まー足場の恐怖は常にあったが。
今回の冒険も価値あるものだった。
時計を見て気づけば上げ潮に。
最悪泳ぐけど、そんな格好じゃないから
帰路に。
荷物をまとめ、ルアー投げなら帰る。
泳ぐ程深くなく、歩くには微妙に深く珊瑚が多すぎてあまり釣りにならず。食べる分釣れたからヨシ。次は泳ぎに来よう。
帰ってきて魚こさえたら家の前の景色がいつも以上にキレイだった。
オマケ記事
石垣に戻りBBQ
石垣楽しね〜。
近所の毎週ある祭りや祝い事も9月には静かになってきた。
入植祭。まさかのまだ67回目。
お盆。
沖縄の盆はご先祖を
「迎え」「送る」
沖縄特有の行事が各家系にあるよう。
他人の僕ですが、ご好意により送りに参加させてもらいました。
写真はあの世のお札となる物を燃やし先祖に送る行事。
何か面白い事でもあれば
ではまた