百六十二日目 冒険
どよーん…
天気今ひとつ…
その前に、眠い。ほとんど寝てません。
えっ?何で?寒すぎて起きる
寝袋持ってきてない、マット無し。キャンプ場で寝袋お借りしましたが完全夏用シェラフ。
さすがに夜は気温下がる…
今日の目的地はマリュウドゥの滝カンピレーの滝、メインがピナイサーラ。
午前が曇ってただけに、ピナイサーラは後回し。
いつも通り歩きで
珍しいコーヒー。
少し晴れ間が…
うわー、めっちゃ嫌
しばらくしたら、キャンプ場で仲良くなった方が車で拾ってくれた。向かうとこ同じだった
マリュウドゥの滝は遊覧船に乗ってからトレッキング。
思った以上に人が乗っていた。ふつーの格好の人も。
おおっ!遊覧船に乗るだけでも中々面白い
30分船に揺られのち山を歩く。
中々ジャングルじみてるな
観光客が多く、渋滞
人の尻見て歩くのが嫌、最初はマリュウドゥの滝が見れるけど後回しにして、カンピレーの滝へマイペースでサクサク歩き
カンピレー 島の方言で神の座に着いたぞ…!!
小さな滝が何段も続き、緩やかな流れに癒される
キャンプ場で仲良くなったご夫妻とも合流
写真撮ってあげると言われ謎のポーズ
人も増え
マリュウドゥへ
知らない方が撮ってあげると、また謎のポーズ
中々楽しい午前になった
そこから遊覧船を降り、バス停へ
乗れるか不安でしたが….案の定
また間に合わなかった
歩く…
でも同じ道を歩くというのは中々苦痛
また長い道を…
無理
後ろから軽バンが見える
私は左手高々と「イイね!」
おっ?
おおっ?
車止まった〜!!!
まさか一発で止まると思わなかったけど
乗せてくれたのは西表島のホテルで働く同い年ぐらいのお兄さん
「ピナイサーラ行くんっすか!?行ったことないっすけど、1人マジ危ないんで気をつけてくださいよ」
「遭難者たまにいますよ」
マジか。恐くなったじゃねーか。
一応ガバガバだけど事前情報を聞いてるしそれを頼りに行こう。ネット情報のルートは干潮時に海から山へ渡るとか。
でも情報は山オンリールート
ピナイサーラは基本ツアーで行くらしい。
川をカヤックで渡り、滝近くから登山始めるみたい。
でも
費用10000円
はい金ない無理。
だから自力で
しかしここからが地獄の始まりだった…
とりあえず登山口?までアスファルトを聞いた情報ルートまで歩く
土に変わり
木道じゃない方行くって怪しさプンプンやけど
(確認したら木道はカヌー置き場に着く)
胡散臭い道を進み
この写真、左端にちっちゃく看板がある。左側が正規ルート。そして…
気づかず真っ直ぐ進みジャングルを彷徨うハメに。
でも道は暫く続き
目印赤テープは続いていた
川の先にもマークは継続してある
川を渡ると聞いてたけど、マジ?
こんな感じだった。この辺りは全然マシだけど…
裸足になって川の中を歩き
ジャングルを進みまくる
しかし赤テープ目印は途絶え、間違いが無いか進み…。
辛かった。。裸足で歩いたら痛いし、靴履いたら、深すぎで靴の中に川がジャーって……。
本気で彷徨ってる。写真撮る余裕なんてなく
ハァハァ
彷徨い1時間
駄目だ戻る
看板に気付き
ヒナイ滝上流、これだよこれ!もっとデカく書け!しかしあの目印はなんだってんだ…
時間が微妙。確か16時前…。
頑張る
険しい所もありますが
めっちゃ走り
大丈夫
足元にあるマーク。
勝手に「足元の神様」と呼んでた。笑
これを頼り辿れば確実。
そして走りに走り30分
嬉しくて吠える
達成感半端じゃなかった
長かった…この冒険は…インディジョーンズの曲、頭の中で流れる
スゲー
調子に乗って、滝下へも
滝見ながら、マイナスイオンぶっかけながらやっと昼飯
そして日が暮れる前に行こうと動き出し…
滑って転けて
足をまた捻挫する
ヤバイってばよ
滝で足を冷やし、少し(気持ち)マシになってから動き始めた。
日が暮れる…
なんとか…なんとか…痛みに発狂しながら
無事下山
キャンプ場着いた時には死んでいた
飯買いに歩くのかぁ…とボヤいてたら
ご夫妻のご好意で使ってるレンタカーを貸してもらえた。
車最高
辛い事もあったけど楽しく西表島を充実できたと感じる。
普通の人は必ずツアーとレンタカーで巡ってね。