百六十八日目 ただいま おかえり
テントの後ろから話声が聞こえ起床
目覚ましに全く気づかないぐらい熟睡してた…
寝ぼけながらテントから顔出して
「お"は"よ"う"で…す…」
「がはは、よう寝たかにいちゃん」
「あっ…もう…爆睡っすー」
朝日が綺麗に見えるとこですが、あいにくの天気。
ウォーキングのおばちゃんにも話しかけられ色々話す
「あら日本中旅してるのね。今後の人生の大きな糧になりますよ。帰り気をつけてね」
今日が最終日になる日。ここまで来て実感が湧いてくる。
ほんとに、沢山の人に応援の言葉を頂いてたことに。
今徳島。さぁ、もう少し!
鳴門スカイライン
少しの晴れ間が嬉しい
スカイライン展望台で休憩して
休みの時期になるとライダーさんやらが沢山集まってきていた。
怪しい姿のXR。
「キャンプですか〜?」と話しかけられ、毎日する事情説明。
ゆっくりお話しして、次々とバイクが来ていた。
そしてその内の1台 DUCATI 1199 パニガーレ(XRが10台ぐらい買えちゃうマシン)
が
サイドスタンド出したのに…???
「ガッシャーン」
えええっ!?!?
とりあえず他のライダーさん達と起こす。
何で倒れたか確認すると…
サイドスタンドのスタンドホルダー、ブラケットのネジが無い
つまりはスタンドを出してもズレて正規の位置にこないってこと。
周辺に油が付いたボルトが…
あっこれや
ここで直してあげない自分なんてあかんわ
工具はある程度積んでる
難しいこと考えず、他の皆様にバイクを支えて頂く助けを貰いながら
無事に
よかったよかった
ライダーさんから感謝の気持ちを頂いた
この手が人の役に立てれた事が嬉しい
この手の汚れは、また2輪を触るきっかけになると思えた。洗えば綺麗になるけど、勲章を貰った気持ちなる。
何かの縁でしょ。仲良くなった。
連絡先を交換して
帰路へ
淡路島を駆け抜けて
やっとゴールが近づいてきた…!!
やったぞ!明石海峡渡りゃ神戸だ!!!
鳴門大橋、明石海峡大橋、この旅始めての有料道路…!!
そして神戸へ
家の近所のスポンサーみたいになってくれた、仲が良いトライアルショップへ立ち寄り
峯さん弁当とコーヒーありがと
無事に
2017年12月31日16時40分
168日間
日本一周 無事終了
そして走行距離
21079キロ走りました
やり遂げた…!!帰ってきた…!!
ここでやっと、日本一周する夢が叶ったと…
感動と幸福に満ち溢れていた。
色々と沢山の出会った方々やお世話になった人達に心から感謝を申し上げます。
お会い出来そうな方は必ずまた会いに行くよ
そしてありがとうXR230
ずっと安心して旅ができたのはお前のおかげ
この旅は、自分自身の中で一生心の財産になる素晴らしい日々になった。
この稚拙な文章のブログを読んで頂いた皆様にも感謝の気持ちを伝えたい。
ありがとうございました。
今後も少し更新はします。
ここから、また、人生の大きな分岐点
また、アクセル全開で新しい壁を越えていく心は持っている。
必ずまた"旅"があると思う。
その時にでも、また
すまんオカン ただいま
THANK YOU FOR EVERYTHING
百六十七日目 帰路…?
朝 友人と俺
寝坊
そりゃ4時前まで喋ってりゃそうなるわ
友人は仕事でバタバタ用意。
コーヘイありがとう、会えてよかったよ。
仕事行く彼を見送ってまずしたいことを
久しぶりに湯船に浸かりたい
鹿児島指宿市以来、沖縄じゃシャワーしかしてないからね。
海岸線走り
道後温泉に浸かっちゃる
愛媛で風呂はやっぱ道後だろ
何日振りの湯船だ
極楽ですわ
周辺観光客も多いので、ちゃっちゃと移動
道後にやるせない熊がいた
そんで
朝飯食わずなので高知でカツオを叩こう
(どんどん家から離れる)
四国は年に2、3回も来てから
道の熟知はバッチリ。ナビも地図もいらねーぐらい。
カツオ食べるとこはいつも決まって一緒
愛媛から3時間空腹のまま走り
久礼大正市場
高知中心から少し離れた所にあり、ローカルな商店街っぽいけど、お魚が今日やつい最近上がったものを、鮮度のいい物を販売している。
カツオの時期じゃないけど、最近たまたま釣れたものがあるってことで食べることができた。唐揚げになってるのはウツボ。いつもお刺身ですが、唐揚げになってるのは始めてだったのでこちらと。
うまいー
わざわざ来た甲斐があるーっ。朝飯我慢してよかったー
土産にいつも買う芋けんぴ買って
さぁ、帰るぞ…??
もう3時前ですか、そーですか。
とっとりあえず走る
徳島県手前の山間部。時間ないけどつい見とれて。。無情にも
ここから先、一寸先は闇状態
街灯なんかあるわけもなく真っ暗。あと寒いし
恐る恐るナビで神戸までの距離を測ると…
アホか
で結局徳島の浜でキャンプした。
帰る前に、一度キャンプしたかったし
浜には街灯もなく、月明かりと綺麗な星空が広がって見えていた。
星空を見上げるのは与那国以来か…
3人で見に行った空を思い出します
流れ星を見てキャキャして
「あれが北斗七星だ」とか
「死兆星は見えてないですか」とか
「あれは衛星だ」
「なんでそんなこと知っててオリオン座が分からないんですか」とか
朝日見に行って
これ破って尻に引いてたなぁ
思い返せば、思い返すほど楽しく、今は淋しい気持ちとなっていく。。
戻りたい気持ちを抑え、帰路へ向かおう。
百六十六日目 帰路
鹿児島〜!!
地獄のフェリーからやっと…やっと!!
外出てビックリ
寒いぞ
寒いぞ
寒いぞ
沖縄慣れからギャップが半端じゃない
どうこう言わずに、寄り道せず真っ直ぐ進む…??
いきなり寄り道。西郷隆盛でごわす。大っきな人やなー。
桜島の山も見納めだね。
さぁ行こう。駆け抜けよう。
途中の道の駅
昆虫に見える怪しいウインナーキャラ。
中入ってもウインナー売ってなかった。鳥弁食べるー。
そこから黙々と走る
信号待ち、前の車からちびっこが手を沢山振ってくれたり、軽バン郵便局のおばちゃんが両手一杯手を振ってくれたり。軽トラ兄さんも「気をつけて!」って。
すごく嬉しい、元気が湧いてくる
沖縄と違って日が沈むの早いよなぁ…
そしてまた船
驚くことなかれ
今
自身のタフさにビックリするわ。鹿児島〜宮崎〜大分、愛媛のしかも今治市。大体14時間近く乗った…
もちろん下道と、大分と佐田岬との最短フェリー。
もうワープしたってのかと思う距離。
そうお友達に会いに行ったの
ごめんね急でしかも遅くなり
頑張った甲斐があった、7年振りに会えて嬉しくて楽しかったよ。
百六十五日目 沖縄サヨナラ
沖縄サヨナラ
沖縄、良かった…。
最初なんかつまんねーなとか思ってたけど、離島先々へ向かいリゾート地離れると色々見え分かってくることがある。
触れて、見て、新しいものを見つけた時のように知らないことも沢山あり感動をした。
夏の北海道と大して変わらない気温でもあったことも良かった。たぶん夏は暑いだろうな。
色々書き切れない沢山のこれまでの事がある。みな大事な事だけど胸の中にしまっていこう。
何にもまして重要なことは口に出したり書くのは難しい。何故なら言葉が大切なものを縮小してしまうと。
それぐらいに胸中を語るのは難しい。
それほど、沖縄、以外の県もそうだけど
良かったのです。
しっかし船が本気でキツイ…
後から子連れの家族さんが前を埋める。
散らかった靴や布団の上で弁当食べてる姿につっこみたいけど。。
とりあえず
久しぶりに明日の事をあまり考えない、空っぽな夜になった。
明日は鹿児島に7時。不思議と、また、なんだか楽しみ。
百六十四日目 沖縄
トミーと朝からお会いしまして
朝から珍しくええもん食べてます
人気のお豆腐屋さん
舐めてた。めっちゃ美味しい。
トミーかわいい〜。美味しいそうに食べるわこの人。
海も見に行き…
石垣島を離れる
もっと、もっと沢山居たいしもっと色々周りたいし、出会った人と一緒に過ごしたいけど…自身が決めたリミットは守りたい。XRと荷物も「やど有」にあるから迷惑はかけちゃいけないしね。
近いうちにまた石垣に来たいな。ん?あー次はレンタカーやろ〜
「やど有」に戻り
みんなただいま。
帽子泥棒
少し休み、久しぶりにXR230に乗った。
沖縄の最北端に向かって進む。
明日には沖縄を出発だ。
最後にバイクで沖縄を走りたかった
XRは待っていたかのように最高に気持ち良く走ってくれた。
こんなに面白い乗り物が世の中あることがホントに幸せ。
宿から往復5時間は相当ヘビーだった。そんなことどうでもよくって、最後にここに来れて良かった。
沖縄の上から下までぶっ飛ばし
やど有さんと別のお客さんと
近所のイカ汁が美味しいお店
やど有で椅子あるけど地べた飲み。
疲れが相当だったのでお酒がよく回る〜
次の日が朝5時起き(フェリーのせい)
起きれるんかいな。
でも大丈夫
俺の心は気持ちよく帰れるわ。
待ってろ神戸!
百六十三日目 石垣島 最後の夜
西表島よさらば…
キャンプ場でまたご夫妻にお世話になった。朝御飯、コーヒーとご馳走様です。
港は2つ有り、近くの1つは欠航。無料バスでもう1つの港へ
バスの中で空見てたら、カンムリワシが飛んでた
イリオモテヤマネコ見たかったなぁ
保護基金に当てる唯一の物を見かけ、ささやかな募金と形を手元に残した。
石垣島に着き、夜は与那国仲間トミーと約束があり少し時間に余裕があった。
他の離島へ…と思ったけど、足の痛み大きかった。
宿で暫し休憩…つーか、横になったら少し眠ってしまった
起きても約束時間までまだあったし、少し歩く
限られた期間だけどホントに沢山の島に行ってみたと思う。
歩いたりチャリ漕ぎまくったりヒッチハイクしたり…。
石垣の海キレイだ
トミーと美味しい食事へ
今日もあってくれてありがとう。
石垣島に沈没してしばらく住みたいけど、色んな人が東から呼んでいる。
明日、出発だ。
百六十二日目 冒険
どよーん…
天気今ひとつ…
その前に、眠い。ほとんど寝てません。
えっ?何で?寒すぎて起きる
寝袋持ってきてない、マット無し。キャンプ場で寝袋お借りしましたが完全夏用シェラフ。
さすがに夜は気温下がる…
今日の目的地はマリュウドゥの滝カンピレーの滝、メインがピナイサーラ。
午前が曇ってただけに、ピナイサーラは後回し。
いつも通り歩きで
珍しいコーヒー。
少し晴れ間が…
うわー、めっちゃ嫌
しばらくしたら、キャンプ場で仲良くなった方が車で拾ってくれた。向かうとこ同じだった
マリュウドゥの滝は遊覧船に乗ってからトレッキング。
思った以上に人が乗っていた。ふつーの格好の人も。
おおっ!遊覧船に乗るだけでも中々面白い
30分船に揺られのち山を歩く。
中々ジャングルじみてるな
観光客が多く、渋滞
人の尻見て歩くのが嫌、最初はマリュウドゥの滝が見れるけど後回しにして、カンピレーの滝へマイペースでサクサク歩き
カンピレー 島の方言で神の座に着いたぞ…!!
小さな滝が何段も続き、緩やかな流れに癒される
キャンプ場で仲良くなったご夫妻とも合流
写真撮ってあげると言われ謎のポーズ
人も増え
マリュウドゥへ
知らない方が撮ってあげると、また謎のポーズ
中々楽しい午前になった
そこから遊覧船を降り、バス停へ
乗れるか不安でしたが….案の定
また間に合わなかった
歩く…
でも同じ道を歩くというのは中々苦痛
また長い道を…
無理
後ろから軽バンが見える
私は左手高々と「イイね!」
おっ?
おおっ?
車止まった〜!!!
まさか一発で止まると思わなかったけど
乗せてくれたのは西表島のホテルで働く同い年ぐらいのお兄さん
「ピナイサーラ行くんっすか!?行ったことないっすけど、1人マジ危ないんで気をつけてくださいよ」
「遭難者たまにいますよ」
マジか。恐くなったじゃねーか。
一応ガバガバだけど事前情報を聞いてるしそれを頼りに行こう。ネット情報のルートは干潮時に海から山へ渡るとか。
でも情報は山オンリールート
ピナイサーラは基本ツアーで行くらしい。
川をカヤックで渡り、滝近くから登山始めるみたい。
でも
費用10000円
はい金ない無理。
だから自力で
しかしここからが地獄の始まりだった…
とりあえず登山口?までアスファルトを聞いた情報ルートまで歩く
土に変わり
木道じゃない方行くって怪しさプンプンやけど
(確認したら木道はカヌー置き場に着く)
胡散臭い道を進み
この写真、左端にちっちゃく看板がある。左側が正規ルート。そして…
気づかず真っ直ぐ進みジャングルを彷徨うハメに。
でも道は暫く続き
目印赤テープは続いていた
川の先にもマークは継続してある
川を渡ると聞いてたけど、マジ?
こんな感じだった。この辺りは全然マシだけど…
裸足になって川の中を歩き
ジャングルを進みまくる
しかし赤テープ目印は途絶え、間違いが無いか進み…。
辛かった。。裸足で歩いたら痛いし、靴履いたら、深すぎで靴の中に川がジャーって……。
本気で彷徨ってる。写真撮る余裕なんてなく
ハァハァ
彷徨い1時間
駄目だ戻る
看板に気付き
ヒナイ滝上流、これだよこれ!もっとデカく書け!しかしあの目印はなんだってんだ…
時間が微妙。確か16時前…。
頑張る
険しい所もありますが
めっちゃ走り
大丈夫
足元にあるマーク。
勝手に「足元の神様」と呼んでた。笑
これを頼り辿れば確実。
そして走りに走り30分
嬉しくて吠える
達成感半端じゃなかった
長かった…この冒険は…インディジョーンズの曲、頭の中で流れる
スゲー
調子に乗って、滝下へも
滝見ながら、マイナスイオンぶっかけながらやっと昼飯
そして日が暮れる前に行こうと動き出し…
滑って転けて
足をまた捻挫する
ヤバイってばよ
滝で足を冷やし、少し(気持ち)マシになってから動き始めた。
日が暮れる…
なんとか…なんとか…痛みに発狂しながら
無事下山
キャンプ場着いた時には死んでいた
飯買いに歩くのかぁ…とボヤいてたら
ご夫妻のご好意で使ってるレンタカーを貸してもらえた。
車最高
辛い事もあったけど楽しく西表島を充実できたと感じる。
普通の人は必ずツアーとレンタカーで巡ってね。